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群馬はなぜ風強いの?からっ風の風速や時期も総まとめ!

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群馬県には「かかあ天下とからっ風」や「赤城おろし」「上州からっ風」など風の強さを表す言葉がたくさんありますよね!

こういった言葉を聞いたり使ったりしていても、実は群馬の風がなぜ強いかはよく分からない…なんて方も多いのではないでしょうか?

そこで、この記事では群馬はなぜ風が強いか、群馬の風の名前は赤城おろしなのか、群馬のからっ風の風速・時期などを調べてまとめてみました!

記事の内容

群馬はなぜ風が強いか、群馬の風の名前は赤城おろしなのか、群馬のからっ風の風速・時期、風が強い県ランキング

*最新情報は公式HPやSNSをご確認ください。

 

目次

群馬はなぜ風強いの?

群馬県は風の強さにちなむ言葉がいくつもあることから分かるように、風の強い地域なんです!

特に、日本海側から山を越えて吹き下ろす冷たい風は「からっ風」といわれるんです!

聞いたことがありますよね?

群馬では「赤城おろし」が有名ですが、日本海側との間に高い山がある地域に吹き下ろす風は「〇〇おろし」と呼ばれるようですね♪


引用元:群馬県:統計でみる都道府県のすがた|社会科調べ学習(しらべがくしゅう)用 統計データ|株式会社帝国書院

とはいえ、そんな地域はたくさんあるはず…そう! 群馬県に他の地域よりも強い風が吹くことには理由があったんです!

それは、群馬県をかこんでいる山には利根川とその支流がたくさん流れているからなんです!

川が流れている場所は谷になっているため風が川へと集まっていき、川が合流する平野へと一気に吹き下ろしてくるんです!

 

2023年の1月には群馬のからっ風が東京にまで影響を及ぼすことになったため、記憶に残っている方も多いのではないでしょうか?

そして、からっ風はお肌にとっては大敵です!

からっ風の時期には悩みが増えてうんざりという方もいるでしょう。

しかし、湿気に弱いこんにゃく芋を育てたり、乾燥させる工程が大切になる高崎のダルマや乾物などの保存食にはありがたい存在なんですよ♪



群馬の風の名前は赤城おろし?

ところで日本には「〇〇おろし」と呼ばれる地域風は20個以上あるのですが、群馬県内には「〇〇おろし」がいくつもあるんです!

最も有名なものは「赤城おろし」ですね♪

しかし、「榛名おろし」「浅間おろし」もあるんですよ!

群馬のからっ風 イコール 赤城おろし! と思っている方もいるようですが、実はそうじゃないんです!


引用元:群馬県:統計でみる都道府県のすがた|社会科調べ学習(しらべがくしゅう)用 統計データ|株式会社帝国書院

赤城山は群馬の平野部の北にあります!

つまり、赤城山の南東にある地域に吹くからっ風が「赤城おろし」なんです!

同じく、榛名山付近に吹くからっ風は「榛名おろし」、群馬県西部に吹くからっ風は「浅間おろし」と呼ばれます!

地域を限らず、群馬県全体に吹き下ろすからっ風のことは「上州からっ風」と呼ぶんですよ♪

 

群馬のからっ風の風速は?

そもそも、日本海側から吹く北風が山にぶつかり湿気を失って関東地方に吹き下ろす風がからっ風と呼ばれます

「からっ風」が関東での呼び名とするならば、「やませ(山背)」が東北での呼び名ということになりますね♪

ちなみに、からっ風・おろし・やませと呼ばれる風は風速10m/s以上のものを指すそうです!

 

風速10m/s(36km/h)がどれくらいの強さの風かというと、風に向かって歩くことが難しく、傘がさせないくらいです!

原付バイクの速度上限(30km/h)よりも早いので、群馬県外の人が体験すると「台風みたい!」と感じるようですよ♪

また、群馬のからっ風・おろしは特に強く吹き下ろすため、体感の冷たさもあいまってより強く感じられるそうです!

 

群馬のからっ風の時期は?

からっ風やおろしが吹き下ろすのは、日本列島が西高東低の気圧配置になる時期、簡単にいうと冬です!

日本海側に流れ込んだ北西から吹く風が山脈にぶつかって雪を降らせ、湿気を失った雲が太平洋側にからっ風やおろしをもたらします!

つまり、群馬の北西側にある山々の向こう側、新潟に雪が降ると群馬にからっ風・おろしが起きるんですね♪



風強い県ランキングも紹介!

気象庁は、地域ごとに歴代の最大風速ランキングと最大瞬間風速ランキングを発表しています!


引用元:気象庁|歴代全国ランキング

都道府県ごとにまとめられてはいないのですが、標高の高い山の上や小さな島が多くランクインしていることが分かります!

 

つまり風が強い県ランキング上位になるのは、小さな島が集まっている沖縄県や富士山の観測地点がある静岡県、島が多い九州地方になります!

ちなみに最大瞬間風速ランキングでは山や島、岬(海に挟まれた陸地)ばかりになるため、そういった地形が強いようですね♪

群馬県は残念ながらランキングには入っていませんでしたが「関東でおろしといえば赤城おろし」と知名度は抜群でした!

 

まとめ

以上、群馬はなぜ風が強いか、群馬の風の名前は赤城おろしなのか、群馬のからっ風の風速・時期、風が強い県ランキングなどについてまとめると

・群馬の風が強い理由は、山からのからっ風が川を通して合流するから

・赤城おろしは赤城山から吹き下ろすからっ風のことを指し、他の地域では別の呼び名がある

・榛名山付近なら榛名おろし、群馬県西部なら浅間おろしと呼ぶ

・群馬県全体に吹き下ろすからっ風のことは上州からっ風と呼ぶ

・からっ風とは風速10m/s以上の風のこと

・からっ風が吹き下ろすのは冬、日本列島が西高東低の気圧配置になるとき

・風が強い地域が最も多い都道府県は沖縄県

とのことでした!

 

上毛かるたにも入っている「からっ風」がどのような仕組みになっているのかを知ると、より群馬への愛着が深まりますね♪

少しでも参考になれば幸いです。

では、最後までお読みいただきありがとうございました!

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